ヴォイスで一発、小回り巧者/七夕賞
<七夕賞>
「みちのく福島」最終週は伝統の重賞、七夕賞(G3、芝2000メートル、13日)が行われる。「夏男」トウショウヴォイス(牡6、小桧山)が一発を狙う。福島は初めてだが、3勝目まで地方で挙げている小回り巧者。気温の上昇とともに調子を上げ、ハンデも53キロと恵まれた。初重賞のタイトルが近づいた。
トウショウヴォイスが中央でブレークしたのは、07年7月。真夏に行われた新潟日報賞を勝ってからだ。続く新潟記念は重賞初挑戦で、2000メートルも微妙に長いかと思われたが、2着に入って周囲を驚かせた。調教を付ける小金沢助手は「夏がいいのか、体調は徐々に上がってきている」と気温の上昇とともに伝わる感触の良さを感じ取っている。「夏男」がいよいよ本領発揮だ。
前走エプソムCは4コーナーでは12番手。馬込みで脚をためると、内をついてものすごい伸びを見せた。上がり34秒7はもちろんメンバー中最速。4着とはいえ、相手を考えると褒められていい。田中勝騎手も「具合が良かったし、この感じならいずれチャンスは巡ってくるよ」と次へ期待を寄せていた。
しかも、本来たたき良化型。休み明け初戦より2戦目、3戦目と数を重ねる方がいい。1週前はウッドで5ハロン65秒5、ラスト1ハロン12秒7でフィニッシュ。「1週前としては結構やれたし、状態は悪くない。テンションが上がりすぎないように工夫もしているし、今は落ち着いているのもいいね」と同助手は具合の良さを強調した。
中央2勝馬だが、実は3勝目までは笠松、金沢、川崎で挙げている。この地方での貴重な経験が、たたき上げの強さでもある。ハンデはトップと4・5キロ差の53キロ。決め手を生かすには願ってもない。暑い夏の到来とともに、トウショウヴォイスの名を全国にとどろかせる。【和田美保】
[2008年7月8日8時28分 紙面から]
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