ベアー攻めた!伸びた!!11秒8/函館記念
<函館記念>
函館記念(G3、芝2000メートル、27日=函館)出走馬の木曜追いが24日、函館競馬場で行われた。前哨戦の巴賞を勝ったフィールドベアー(牡5、栗東・野村)は“攻め”の追い切りを敢行し、ウッドコースでラスト1ハロン11秒8(6ハロン84秒1)をマーク。中1週でもけいこを手控えることなく、【3 4 0 1】の得意コースで初重賞制覇への闘志を燃やした。
攻めの姿勢が初タイトルへの意欲の表れだった。秋山騎手を背に姿を見せたフィールドベアーは、ウッドコースで単走追い。脚取りを確かめるようにキャンターで1周した後、6ハロン(84秒1)からスタート。ダイナミックなフォームでグイグイ加速していくと、ラスト11秒8と鋭伸した。野村師は「函館が本当に合う。満足できる動きだった」、秋山は「雰囲気、動きは前走以上。しまいの反応も良かった」と、ともに愛馬の出来を絶賛しきりだ。
秋山は負けられない思いにかられている。ベアーは前哨戦の巴賞をマヤノライジンと1着同着し、ここに駒を進めたが、その背中に主戦の姿はなかった。騎乗停止中で、レースは家族と栗東の自宅で観戦。全32戦中29戦で手綱を取り、付きっきりでけいこをしてきただけに、悔しさが残った。「ここは集大成だと思って挑む」と決意は固い。
昨秋11月の古都Sから勝ち星が挙がらなかったが、メンコを外した3走前の福島民報杯で復活の勝利。巴賞で函館3勝目を挙げ、4勝のエリモハリアーに迫る巧者ぶりを見せつける。担当の原園厩務員は「メンコを外すのも秋山の提案だったし、ボス(野村師)に任され、秋山と相談して馬をつくってきた。前回は秋山も悔しい思いをしたが、不安なところがなくなり充実期に入った。秋は天皇賞が目標。勝って堂々と行きたい」と決意を表した。夏の王者の称号が、さらなる高みへの道しるべとなる。【松末守司】
[2008年7月25日8時18分 紙面から]
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