アンカツ函館締めはチャンプ/函館2歳S
<函館2歳S>
今夏は絶好調アンカツが締めくくる! 函館2歳S(G3、芝1200メートル、10日=函館)の追い切りが6日に行われ、デビュー戦快勝のメジロチャンプ(牡、伊藤圭)が函館ウッドコースで軽快な動きを披露した。手綱を取る安藤勝己騎手(48)は現在、自身初の函館リーディングへ向けトップを独走中。勢いに乗るコンビが、クライマックスを盛り上げる。
メジロチャンプに重賞タイトルを与えるべく、安藤勝騎手が気合を注入した。ウッドコースの直線半ばで数回、グッと手綱を前に押し出す。チャンプはキミニムチュウ(2歳未勝利)に内から並ばれたが、鋭く伸びて併入。テンはゆったり入って5ハロン69秒9だが、ラストは11秒8の好時計だった。
デビュー前の6月、美浦の坂路で2歳馬としては破格の49秒5を計測。涼しい顔をして引き揚げてくるチャンプに陣営は度肝を抜かれた。そして迎えた初陣は、引っ張り切れない手応えで4コーナー先頭。そのまま押し切り0秒4差をつける強い内容だった。ただ、アンカツはさらなるレベルアップを求めている。「初戦は抜け出す時にモタついた。だから、今日は直線で少し追っておきたかった。能力はあるし、初戦に比べて素軽さも多少出てきた」と合格点を与えた。
夏は函館を主戦場にしてきた名手。今年は例年以上にさえ渡っている。開幕日の6月21日、9クラ乗って6勝2着1回の固め打ち。今月3日の開催終了時点で23勝を挙げており、2位の新人・三浦騎手に7勝差をつけ自身初のリーディングへ向けてばく進中だ。「いい馬に乗せてもらっているし、前半でかなり勝たせてもらったからここまで勝ちクラが伸びた。でも、後半はちょっと勝てていないかな」と謙そんするが、先週も土日できっちり3勝。その勢いは、今週の最終日まで衰えそうにない。
アンカツは「(チャンプは)すごく頭のいい馬で乗りやすい。距離はもう少しあった方がいいと思うが、今の時期の2歳は適性がはっきりしていない分、1200メートルでも対応できる」と手応えをアピールした。レース当日の函館競馬場で、昨年に続いてお披露目される父メジロライアンのためにも、勝利あるのみだ。【和田美保】
[2008年8月7日8時49分 紙面から]
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