チャールズやる気出た62秒1/札幌記念
<札幌記念:追い切り>
春のクラシックで活躍したマイネルチャールズ(牡3、稲葉)が、24日の札幌記念(G2、芝2000メートル)で始動する。20日の最終追い切りは、札幌芝コースでラスト11秒4。力強い走りで万全の態勢を整えた。過去10年で3勝と結果を出している3歳馬。秋の最大目標である10月26日京都の菊花賞(G1、芝3000メートル)へ向けて、古馬相手に成長した姿を見せる。
力強さと切れは、春とは比べものにならない。流れるようなフットワークがマイネルチャールズの成長を示していた。芝コースの外めを周回。直線は公開調教に訪れたファンの視線を一身に集め、スタンド前を豪快に駆け抜けた。手綱を取った津村騎手(レースは松岡騎手)は首の動きに軽く手をそえた程度。馬の気持ちを最優先に、ほどよい負荷をかけた。5ハロン62秒1、ラスト1ハロン11秒4。予定の64~65秒より少し速くなったが、これは1完歩が大きい証拠。ジョッキーの体内時計を狂わせるほどの伸びだった。
動きを見守った稲葉師は「先週函館で併せてびっしりやっている。この日は津村が『速くなってすみません』と言っていたが、久々に芝に入れて馬がやる気になっただけで気にすることはない。札幌の芝も問題にしないと思う」と手応えを感じていた。
春は京成杯、弥生賞と重賞を連勝。皐月賞では1番人気、ダービーでは2番人気の支持を受けた。結果は3、4着に敗れたものの世代トップクラスの力は示した。今月8日に函館へ入厩し、14日へ札幌へ移動。日々の調教に騎乗する津村は「落ち着きが出てきて雰囲気がいい」と証言する。
稲葉師も「470キロ台で出せればベスト。でも、それに満たなくても、よく仕上がっている。筋肉の付き方が良くなった」と夏を越しての成長を感じていた。この後、トライアルを使うかどうかは未定だが、その先に見据えるのは菊花賞。悲願のG1制覇へ、夏休みを早めに切り上げた。今回の古馬勢筆頭はマツリダゴッホ。昨年のグランプリホースを撃破して、秋の戦いへ勢いをつける。【高橋悟史】
[2008年8月21日8時35分 紙面から]
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