ジェルミナル7馬身抜けた/フェアリーS
<フェアリーS:追い切り>
フェアリーS(G3、芝1600メートル、11日=中山)に出走するジェルミナル(栗東・藤原英)が栗東の坂路で豪快な動き。G1惨敗からの再スタートへ、きっちり態勢を整えた。
まさに“はじける”という表現がピッタリだった。福永騎手を背に坂路へ登場したジェルミナルが、出色の伸びを見せた。
道中はトレノジュビリー(古馬1600万)に馬体を並べ、我慢の態勢。しかし、ラスト1ハロンで解き放たれると、一瞬にして7馬身も突き放した。「1ハロンだけキビキビと動かしてくれという指示。切れのある動きだったよ。最近ずっと坂路は時計がかかっているけど、あれだけ伸びれば十分」。好感触を確かめたあん上の言葉は、数字も証明していた。
しまい重点だけに全体の時計は4ハロン56秒6だったが、ラスト1ハロンは12秒5。変則日程で多くの馬が追い切られたこの日だが、ラストの時計だけを見ると、3番目(1位=12秒1、2位=12秒4)に速いタイム。もちろん、並の3歳牝馬が出せる時計ではない。
2連勝で臨んだ阪神JFは6着に敗れた。が、あん上に悲観の色は全くない。「初めての1600メートル戦でポジションを取りに行き、結果的に苦しい競馬をさせてしまった。でも、今度は距離も2度目でペース慣れが見込める」。厳しいG1を経験したことは、確実に力となる。実りの春へ向け、重賞どりからジェルミナルが再加速する。【伊嶋健一郎】
[2009年1月9日8時6分 紙面から]
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