ゲイト復活の兆し、馬なりで先着/七夕賞
<七夕賞:追い切り>
七夕賞(G3、芝2000メートル、12日=福島)で57・5キロのトップハンデを背負うシャドウゲイト(牡7、加藤征)が9日、美浦ウッドコースで6ハロン80秒2の好時計をマーク。馬なりで半馬身先着した。今年26勝でリーディング2位と絶好調厩舎の看板馬が、勢いを加速させる。
飛び出すかのようにコースに出てきたシャドウゲイトが、ウッドで豪快な動きを見せた。5馬身先行するピュアロング(古馬500万)に向正面から一気に襲いかかった。直線では相手が懸命にステッキを入れられるのに対し、内から抜け出してからも手応えは楽なまま。持ったままで半馬身先着を果たし、6ハロンで80秒2の好タイムをマーク。しまいの13秒4も、追えばまだ伸びる余力を残していた。加藤征師は「前半少し速かったかな。でも動きはいつも通り。出来も前走と同じくらいだし、ずっと同じくらいのレベルだよ」と納得の表情を浮かべた。
金鯱賞では全盛期をほうふつとさせる走りを見せた。好位から早めに動き、勝ち馬とのたたき合いに持ち込んで2着。相手は後の宝塚記念で2着に入ったサクラメガワンダーだった。トレーナーは「前走は離れなかったけど、相手が弱ければ3~4馬身離れていくんじゃないかと思う」と胸を張る。中距離界での地力の高さを示すには十分なレースだった。
勝ち星は07年のシンガポール航空国際C以来、2年遠ざかっている。「去年、一昨年と内面的にイライラしていたね」。精神面の不安定さから、じんましんや湿疹(しっしん)などに悩まされたという。海外G1馬としてハンデ戦での負担重量も大きかった。だが、今年はひと味違う。主戦の田中勝騎手も「馬の雰囲気がいいころの感じに戻ってきたね」と復活の兆しを感じ取っている。今夏最後の福島で完全復活を遂げる可能性は高い。【山本幸史】
[2009年7月10日8時5分 紙面から]
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