ブエナが女王へ気迫の追い切り/エ女王杯
<エリザベス女王杯:1週前追い切り>
京都で15日に行われるエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)の1週前追い切りが4日、栗東トレセンで行われた。秋華賞3着からの巻き返しに燃えるブエナビスタ(牝3、栗東・松田博)はCウッドの併せ馬で6ハロン87秒0-12秒2(馬なり)。2歳馬2頭に気迫十分の動きで、敗戦のショックを感じさせなかった。
女王復権へ、ブエナビスタが気迫を前面に打ち出した。先導役はアドマイヤツバサ(新馬)と、ファンタジーSに出走する予定のベストクルーズ(2歳500万)の2頭。5馬身の差があったブエナは、あん上の持つ手綱をグイグイ引っ張りながら前との差を詰めていく。2頭の間に割って入って迎えた残り1ハロン。ゴーサインを待ちかねたようにギアチェンジ。ステッキが入り、懸命に伸びるツバサに合わせるようにフィニッシュし、ラストは12秒2。6ハロンは87秒0でまとめた。
併入とはいえ、手応えは明らかに優勢だ。松田博師も「動きは良かった。使った後の方が、トモの感じがいい。見た感じも良くなっているように思える」と満足そう。激闘の秋華賞を終えて、なお上積みをアピールできるのがブエナらしさだろう。
秋華賞での3冠取りは夢と散った。内ラチ沿いを進んだブエナは直線まで外に出せず、追い出せたのはゴール前だった。先に抜け出したレッドディザイアにたった7センチ差とはいえ先着を許した。初めて同世代の牝馬に敗れた上に、4角の斜行で3着降着の処分まで下された。ディザイアが回避した今回は世代代表として女王の座、いや意地をかけた一戦になる。
「ツメも無事だった。変わりない。順調にきているのが何よりやな」。トレーナーは普段と変わりない言葉でレースを待つ。過去10年で3歳馬が5勝を挙げているレース。古馬相手にも通用することは歴史が証明している。もうファンにため息はつかせない。【山本幸史】
[2009年11月5日8時33分 紙面から]
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