牝馬ゼニヤッタ全米最強/BCクラシック
<ブリーダーズCクラシック>◇7日(日本時間8日)=米サンタアニタ競馬場◇米G1◇AW2000メートル◇3歳上
無敗牝馬が全米最強に輝いた。13戦13勝のゼニヤッタ(牝5、J・シレフス)が1番人気に応え快勝。14連勝で史上初となる牝馬Vを達成した。
推定540キロの大型馬。いつものようにスタートは遅く、後方2番手を追走する。スピードに乗ったのは3角過ぎ。内を突いてポジションを上げると、直線は外へ。牡馬をもしのぐ大きなストライドで、一気に先行集団を差し切った。M・スミス騎手は「信じられない。まだ底を見せていないし、彼女は天国からの授かり物。神の馬だ」と興奮を抑え切れなかった。
ゼニヤッタは05年のキーンランドのセリで、6万ドル(約540万円)という安値で購入された。父ストリートクライは、02年のドバイワールドC優勝馬。07年の11月にデビューして連戦連勝。昨年秋にはBCレディーズクラシックを制するなど、ここまではすべて牝馬限定戦だったが、この日の勝利で全米最強を証明した。
今年の米国競馬は牝馬の当たり年。プリークネスSでは85年ぶりにレイチェルアレクサンドラが牡馬を倒した。日本のJRA賞にあたる「エクリプス賞」の行方が注目されるが、BCクラシックの勝利で、ゼニヤッタが1歩抜け出した格好だ。
[2009年11月9日8時20分 紙面から]
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