ブエナ打倒ジャーニーへ12秒3/京都記念
<京都記念:追い切り>
大人になったブエナビスタ(牝4、栗東・松田博)が京都記念(G2、芝2200メートル、20日=京都)で10年のスタートダッシュを決める。Cウッドコースでリードホースを置かず単走で追い切られたが、力むことなく鋭く伸びた。有馬記念で敗れたドリームジャーニーとの再戦。今度こそ1着の座は譲らない。
ブエナビスタが単走で走り抜けた。昨年はリードホースを置くことが多かったが、もう必要ない。前半わずかに行きたがったものの、最初のコーナーを迎えるころには落ち着いた。そのまま、あん上に逆らうことなく直線へ。右ムチを軽く入れると、首をいっぱいに伸ばした。6ハロン83秒1、ラスト1ハロンは12秒3でフィニッシュ。悠然と走り抜けた。
1頭でもゆったりした追い切りができたことは、大人になった証拠だ。見届けた松田博師は「道中ちょっと速くなったが、動き自体は言うことない。昔は1頭だと速くなりすぎてしまったが、年を食うごとに調教で走らなくなっている」と語る。がむしゃらに走るような面は影を潜め、余計なところで力を使うことが減った。昨年末あたりからペースメーカーを必要としなくなったのもそのため。年が明け、その傾向はますます強まっている。
また、今回は09年チューリップ賞(1着)以来となる土曜競馬。馬場で乗れる日が1日少なくなるが、策は練っている。「少しパターンを変えた」とトレーナー。全休日明けの火曜日からコースを2周するなどして調教量をカバーした。これも、落ち着きがあるからこそできる。初戦に備えて万全の布陣を敷いている。
昨年は有馬記念こそ2着と力を見せたが秋華賞は降着。結局、オークス以来勝ち星から遠ざかっている。「ちょっと運がなかった」と師。ドバイからまだ招待状は届いていないが、来れば行く方向だ。昨年の流れを断ち切るためにも、最高のスタートを切りたい。【和田美保】
[2010年2月18日8時16分 紙面から]
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