サンデー哲三が強気の先行策!/中山記念
<高木一成の読み切った!!:中山記念>
中山2日目のメーンは84回目を迎える伝統の中山記念(G2)。好調高木一成は、消耗戦に強いサニーサンデーを狙った。予想される激しい流れでこそ、持ち味が生きる。
サニーサンデーが先行激化を味方につける。逃げて3連勝中のモエレビクトリー、2走前に中日新聞杯を逃げ粘ったドリームサンデーに加えて、シュピール、グラシューの両マイネルなど、逃げた時に実績のある馬がそろった。こういう時ほどかえって隊列がすんなり落ち着くケースもあるが、それでもスローになることはまずない。折り合いに難があるサニーサンデーにとって、流れが速くなるのは何よりのプラス材料だ。
中山金杯は押し出される形で逃げて、目標にされたのが痛かった。それにペースもスロー。結果論だが、3角で後続が一気にまくってくる不利な展開を作ってしまった。2走前の福島記念は対照的にハイペース追走からの抜け出し。前半5ハロンがすべて11秒台、特に2、3ハロン目は11秒1の激流を制した。決め手勝負は分が悪いが、我慢比べなら強い。主戦の吉田隼騎手は騎乗停止中だが、「肉を切らせて骨を断つ」的な強気の先行策はお手のものの佐藤騎手なら相性も抜群だろう。
得意とはいえない形でコンマ1秒差6着に踏ん張った前走を見れば、地力は確実に強化されており、別定の56キロでも五分に渡り合える。重馬場は未経験だが、5週開催最終週で荒れた馬場の福島記念を勝っていることからも時計勝負よりはむしろ歓迎。「今年はG1に出したい馬」と谷原師がほれこむ素質をここで発揮する。
ハイペースの読みからすると逆説的かもしれないが、開幕週でもあり相手も先行勢が中心。カンパニーの先行策で2年連続中山記念を勝っている横山典騎手のシャドウゲイトは、やはり怖い。完全復調なら地力は一枚上だ。差し馬勢では道悪得意のダンスインザモアが侮れない。馬単(6)=(14)、(6)=(8)、(6)(1)、(6)(5)、(6)(9)、(6)(10)、(6)(11)。
[2010年2月28日8時42分 紙面から]
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