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サムソン凱旋門賞断念、秋は国内専念

中田厩務員から顔をなでられるメイショウサムソン
中田厩務員から顔をなでられるメイショウサムソン

 凱旋門賞(国際G1、芝2400メートル、10月7日=ロンシャン)を目指していたメイショウサムソン(牡4、栗東・高橋成)が18日、同レースの回避を正式に決めた。高橋成忠師(66)が発表した。サムソンは17日の馬インフルエンザの検査で陽性であることが発覚。それでも挑戦に意欲を示していた陣営だったが、松本好雄オーナー(69)との最終協議で回避が決まった。

 猛威を振るう馬インフルエンザは、世界制覇を目指すメイショウサムソンの夢までも奪った。「不本意だが、これは天災。計画通りにいっている時に予期しないことが起こった」。高橋成師はこの日、厳しい表情で断念に至るまでの事情を説明した。

 美浦に移動したのが15日。入厩当初は陰性だったが、17日の検査では発熱もせきもないのに陽性反応が出た。当初予定していた22日の出国はもちろん、前哨戦もパスせざるを得ない状況となった。それでも前日までは挑戦に意欲を示していた陣営だが、さすがにクリアするハードルは高すぎるとの判断に至った。

 「本番ぶっつけで行くのも可能だが、使えばいいというものでもない。万全の計画を立て、それがうまくいかない以上、今回はやめた方がいいということになった」。サムソン自身は陽性反応こそ出ているが、発熱もなく元気いっぱい。高橋成師は「もし、思ったより早く陰性になれば、すぐにでもフランスに向けて態勢は整えられる状態」と話す。この遠征に全精力を傾けてきただけに「まだ、来年もチャンスはあるし、国内での秋3戦(天皇賞、ジャパンC、有馬記念)で頑張りたい」と悔しさをにじませた。今後のサムソンは2、3日、美浦で様子を見て、栗東への帰厩が検討される。

 松本好雄オーナーにとっても凱旋門賞挑戦は長年の夢だったが、思わぬ形での断念となった。「断腸の思いだが、今回は致し方ない。ここ数日の流れを見ると行くなという流れ。流れに逆らわないことにした」と無念の思いを語った。

[2007年8月19日8時32分 紙面から]

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