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上がり34秒5トウコン重賞連勝/エルムS

エルムSを制したメイショウトウコンと池添騎手、手前はケガで欠場の武幸騎手
エルムSを制したメイショウトウコンと池添騎手、手前はケガで欠場の武幸騎手

<エルムS>◇G3◇17日=札幌◇ダート1700メートル◇3歳上◇出走12頭

 単勝2番人気のメイショウトウコン(牡5、栗東・安田伊)が道悪、58キロの重量を物ともせず、直線一気に抜け出した。勝ち時計は1分43秒3で、東海Sに続く重賞2連勝、同3勝目をマーク。強力な3歳馬が台頭する中で、古馬の貫録を見せつけた。2着はマコトスパルビエロ。1番人気のロングプライドは3着に敗れた。

 負けられなかった。メイショウトウコンは前走の東海Sを圧勝していながら、1番人気を3歳馬ロングプライドに譲った。安田伊佐夫師(62)は「3歳馬には負けられなかった。負けたら、G1なんて言っていられないから」と不退転の決意で臨んでいた。

 レースはフサイチパンドラが引っ張り、トウコンは後方で待機。3コーナー手前から抜群の手応えで進出すると、直線の真ん中から力強く抜け出し3馬身半差の圧勝だ。上がり3ハロン34秒5(2番目はロングプライドの35秒4)は、ダートでは破格のタイム。馬インフルエンザの影響でブリーダーズGCを除外されていたが、その憂さを一気に晴らした。安田伊師は「思った以上に強かった。これで胸張って大舞台に行ける」と愛馬の強さを確信した。

 池添謙一騎手(28)も、熱い思いを抱いての参戦だった。主戦の武幸騎手が落馬、負傷したため代役として騎乗。松本好雄オーナーにはデビュー以来、何度となく所有馬に乗せてもらい12勝を挙げている。武幸からは「自信を持って乗れ」と激励されていただけに、燃えないわけにはいかなかった。池添は「お世話になっているメイショウさんの馬。何とかしたかった。うれしいのもあるが、ホッとした」と安堵(あんど)感に満ちあふれた。

 次走は未定。だが、安田伊師は「秋の大目標はジャパンCダート(G1、ダート2100メートル、11月24日=東京)」と、ダート界の頂をしっかり見据えている。【松末守司】

[2007年9月18日8時43分 紙面から]

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