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ツェッペリン精神面で成長/オールカマー

- サンツェッぺリン(左)はベルグミサイルと併せ追い切られた
オールカマー(G2、芝2200メートル、23日=中山)で秋初戦を迎えるサンツェッペリン(牡3、斎藤誠)が、古馬相手に真っ向勝負を挑む。馬インフルエンザの影響でローテーションの変更を余儀なくされたが、短期間で著しく良化。追い切りはウッドコースで5ハロン65秒2、しまい13秒1。春に比べ精神的な成長もうかがえ、休み明けでも力の出せる状態に仕上がった。
3コーナー過ぎ。サンツェッペリンが押さえ切れない手応えでベルグミサイル(3歳500万)に並びかけた。馬体が合ったのはほんの数十メートル。直線で松岡騎手が左ムチを数発振るうと、ジリジリとパートナーを突き放す。手応えほどの差はつかなかったが5ハロン65秒2、ラスト1ハロンは13秒1で1馬身先着。時計自体は平凡だが、大跳びで芝向きの走りをする馬だけに、これで十分だ。
ひと夏越して筋肉質の馬体はさらにパワーアップした印象を受けるが、それ以上に強調できるのが精神面の成長だ。追い切り前のウオーミングアップ。坂路を64秒6で上がったが、以前のように掛かるところはなく、ハミを抜いてスムーズに登坂した。松岡は「まだピリッとしない感じもあるが(ウッドに入る前の)坂路の動きが良かった。力を抜いて走ることを覚えてきた。たたいた方がいいタイプとはいえ、そういう意味で休み明けでも、という気持ちはある」と話す。まじめな気性でムキになって走ることが多かった春先とは違い、気持ちに余裕がある。力の配分がうまくいけば、さらに粘りは増すだろう。
当初は神戸新聞杯から始動し栗東に滞在する予定だったが、馬インフルエンザの影響で入厩が遅れ、滞在も不可能になった。先週のセントライト記念では調整期間が短く、菊花賞まで関西圏への長距離輸送を2度経験するリスクもある。秋の大一番へ最善のローテがオールカマーだった。鈴木助手は「5日に入厩。予定より遅れたが、牧場でも乗り込んでいるし先週のひと追いで良くなった。美浦の猛暑を考えれば涼しい北海道で乗り込めたこともプラスだしね」と話す。
春は皐月賞から1カ月強で10キロ増。見違えるほどたくましくなり、ダービーでも4着に好走した。ここで古馬を破れば、クラシック制覇が大きく近づく。【和田美保】
[2007年9月20日8時28分 紙面から]
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