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インティ完全復活V/京都大賞典

- インティライミ(6番)がポップロック(左)を首差抑え京都大賞典を制した
<京都大賞典>◇7日=京都◇G2◇芝2400メートル◇3歳上◇出走10頭
単勝2番人気のインティライミ(牡5、栗東・佐々木晶)が、朝日CCに続く重賞連覇を飾った。ダービーでディープインパクトの2着に入った素質馬が、再び本格化をアピール。今後は天皇賞(秋)をパスし、11月25日東京のジャパンC(G1、芝2400メートル)から12月23日中山の有馬記念(G1、芝2500メートル)を目指す。
インティライミが飛んできた。ねじ伏せた。完全復活だ。直線入り口、最内を突くポップロックを外から差し切った。その強さは、もはや疑いようがない。佐藤哲騎手は「余裕を持って外に出した。2400メートルで結果を出せたし、みんなが言う距離の心配も少しはなくなったんじゃないか」と会心の笑みを見せた。
陣営は結果はもちろん、内容を求めていた。課題は朝日CCから400メートル延長される距離。ふたを開けてみれば、馬込みのインで完ぺきに折り合えた。「ポジションにこだわらず、届かず2、3着でもいいぐらいの気持ちで乗った」(佐藤哲)。今後を見据え、腹をくくった騎乗で勝ったことが何よりの収穫だ。
生まれつき蹄(ひづめ)が弱い。ディープインパクトに真っ向勝負を挑んで2着したダービー後、放牧先でアクシデントが待っていた。「蹄(てい)葉炎の1歩前で、もうダメかと思った」(佐々木晶師)。現在も両前脚を接着装蹄するなど、進歩した装蹄技術の恩恵を受けながら懸命にケアされている。周囲の努力に応えようとばかりに、馬自身も落ち着きを増して精神的に大きく成長した。
そして有馬記念2着、宝塚記念3着のポップを、上がり最速タイの33秒4で完封した。佐藤哲は「秋の2走と来年の宝塚記念を勝ちたい」と大目標を掲げる。天皇賞(秋)をパスしてジャパンC制覇にかけるトレーナーは「2着馬より1キロ軽かったので、ビシッと仕上げなかったんだ。だからこそ楽しみが増えるだろ。今日は届かないと思ったけど届いた。もう一流、完全復活だね」と次走へ向けての上積みを強調した。どん底からはい上がったインティライミ。大きな自信を胸に、次はビッグタイトルを手中に収める。【中西典章】
[2007年10月8日8時51分 紙面から]
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