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後藤がシェイディ進化させる/中山金杯

- キャンターで調教するエアシェイディ
<中山金杯>
中央競馬の開幕を飾る日刊スポーツ賞中山金杯(G3、芝2000メートル、5日=中山)は、エアシェイディ(牡7、伊藤正)の手綱を取る後藤浩輝騎手(33)に注目だ。昨年116勝を挙げ、初の関東リーディングを獲得。進化した気鋭が、パートナーを初の重賞制覇へ導く。なお、レースは京都金杯とともに売上金の5%が払戻金に上乗せされる新サービス「JRAプレミアム」の対象。買わなきゃ損、当てなきゃ損ですぞ。
後藤がデビュー16年目にして勢力図を動かした。2位の田中勝に8勝差をつける116勝を挙げ、悲願の関東リーディングを獲得。01年以降、蛯名、柴田善、横山典と続いたトップの座を、ついに射止めた。
競馬界に血縁はなく、競馬学校に入るまで乗馬経験もゼロだった。決してエリートではない。それでも1歩1歩差を詰めてはい上がった。かつての米国修行も有形無形の財産となっている。「これまで上の人に対してコンプレックスがあった。自分にないものを持っているし、小さい時から馬に乗っていた人とは大きな差があった。でも応援してくれる人たちに後押しされて、トップに立つことを使命と感じていた。なりたいじゃなく、ならなきゃいけないって。1週も休まず乗れたのが大きかった」。目標としていたワールドスーパージョッキーズシリーズ出場も果たし、堂々の2位に入って自信を深めた。乗りに乗る男は、久々にコンビを組むエアシェイディで一発を狙う。
過去10度の騎乗で3勝しているが、06年9月のオールカマー(5着)を最後に主戦を降りた。その後は安藤勝と横山典が乗って、好位差しから追い込みに脚質転換。しまいの瞬発力を生かす競馬に徹してきた。ほかの乗り役の騎乗法を外から見ていた後藤は、自分なりの見解をレースで表現する。「離れてみて勉強になった。1度は降ろされた馬に乗れるのはジョッキーとしてうれしいし、誇りに思う。同じ戦法が通用するコースじゃないから、馬との呼吸を大事にしたい。どんな競馬でもできるタイプ。後方から行かなきゃダメという先入観は持たないようにしたい」。昨年乗り替わりで挙げた勝ち星は過半数の61勝に達する。直線勝負に限定しない乗り方が、重賞2着5回を数えるシルバーコレクターを目覚めさせるかもしれない。【岡山俊明】
[2008年1月3日8時39分 紙面から]
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