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プライド軽快な動き披露/中山金杯

- 横山典弘騎手を背に追い切るサイレントプライド
<中山金杯:追い切り>
サイレントプライド(牡5、国枝)が飛躍の08年をスタートさせる。中央競馬の開幕を飾る日刊スポーツ賞中山金杯(G3、芝2000メートル、5日=中山)の追い切りで、横山典弘騎手(39)を背に南ポリトラックで軽快な動きを披露した。重賞で惜敗続きだが、素質の高さは誰もが認めるところ。出世レースを制し、G1ロードへ駒を進める。
サイレントプライドの追い切りを終えた横山典は、取り囲む報道陣に対して自信の言葉を並べた。「順調だね。変わらないのが一番」。ポリトラックで単走。6ハロン80秒2、ラストは12秒3でまとめ上げた。馬場入りの際こそテンションが上がりかけたが、ひとたびコースに入ると滑らかに加速。伸び伸びとした走りで直線を駆け抜けた。「(気合が乗るのは)おれが乗っているんだから仕方ない。いい感じだったよ」。中間は何度も調教に騎乗し、感触を確かめてきた。日々の騎乗で上昇を体感してきたからこそ、手応えもある。
実戦でコンビを組むのは今回で3度目になるが、自身に通算1800勝をプレゼントしてくれた昨夏の漁火Sで、既に素質の高さは見抜いている。「血統的な背景もあるし、大きなところを狙えるだけの馬」と公言してはばからない。牡馬クラシックに向けては東スポ杯2歳Sを制したフサイチアソートというお手馬がいる。「今年は3歳に楽しみな馬がいる。古馬では、この馬なんかが頑張ってくれれば面白くなるんじゃないか」。中山金杯を勝てば、待ちに待った古馬G1を狙えるパートナーが誕生することになる。
もちろん、乗り越えなければならない壁もある。「セールスポイントは、とにかく競馬がしやすいこと。でも、その半面、パンチ不足もある。もうひと皮むけてくれれば…」。プライドの抜群の競馬センスを認めている横山典だが、一方で爆発力には物足りなさを感じている。大一番で勝ち負けを演じるためには、さらなる成長が必要になる。
出世レースといわれる中山金杯からは、数々のG1ホースが誕生している。プライドが、それらに続く存在となれるのか? 「期待しているからこそ、辛口にもなるよな」。ズシリと響くひと言が、横山典の期待の大きさを物語っていた。【鈴木良一】
[2008年1月4日8時33分 紙面から]
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