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「特定銘柄」ドラゴンは買い/平安S

調教を終えたドラゴンファイヤー
調教を終えたドラゴンファイヤー

 世間の株価は下がっても、平安S(G3、ダート1800メートル、27日=京都)のドラゴンファイヤー(牡4)は買いだ。管理する久保田厩舎は今年開幕から3週連続勝利を挙げ、目下、4勝で全国リーディング首位。久保田貴士師(40)は明大時代に馬術で全日本選手権3連覇した名手でスタッフにも馬術部出身が多い。次代を担う気鋭の「特定銘柄」から目が離せない。

 久保田厩舎は03年の開業から着実に勝ち星を増産、昨年は29勝を挙げた。重賞3勝と中身も濃い。今年は開幕ダッシュに成功、3週目まで4勝をマーク、全国首位を走る。久保田師は「去年のいい流れで入って来られた。いい刺激になる。ただ落ちるのも早い世界だから、気を引き締めていきたい」と心境を語った。

 ドラゴンファイヤーは、来週の根岸Sに出走するワイルドワンダーや、2戦2勝の3歳馬シルクビッグタイムとともに厩舎の屋台骨を背負う期待馬。昨年は500万から、重賞シリウスSまで4連勝し、JCダートでも2番人気(6着)に支持されるまでになった。平安Sには「賞金を加算しないとフェブラリーSに胸を張って行けない」と最低でも2着死守を誓った。関西遠征のダート重賞は昨年、ファイヤー、ワンダーで3勝と、無類の強さを誇る。今回も信頼に足る「推奨銘柄」だろう。

 明大馬術部時代、全日本選手権3連覇など輝かしい実績を残した久保田師は、母校では伝説的な存在。スタッフも馬術部経験者が多く、番頭格の尾形助手は中大、佐々木助手は日大、ワイルドワンダーの担当者も東京農大で活躍した。日本一を極めたトレーナーのアドバイスによってスタッフの技術も向上した。「乗りやすい馬をつくる」が厩舎のモットー。馬の操作がスムーズにできる秘密は、各自の高い乗馬技術にある。「馬術部出身の藤原辰雄先生や伊藤圭三先生が道を切り開いてくれたし、戸田(博文)さんや藤原英昭さんといった先輩たちが手本になってくれている」と先人への感謝も忘れない。

 調教方法はバラエティーに富み、コースを限定しない。直前で内容を変更する場合もしばしば。集団調教と併せ馬をベースに、十分な負荷をかけている。トップに君臨する藤沢和師には、「常に1歩先を進んできた人だから、勉強になる。藤沢先生から頑張れよと言われているうちはまだだめ」。いずれは脅かす決意を胸に秘め、充実の6年目に飛躍する。【岡山俊明】

[2008年1月25日8時37分 紙面から]

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