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新人三浦が最速3クラ目で特別戦勝利

- 潮来特別を制したフェニコーンと三浦騎手。左は河野調教師。右は母美智子さん
新人の三浦皇成騎手(18=河野)がプロデビューとなった1日、中山10R潮来特別のフェニコーンで初勝利を挙げた。直線のたたき合いから堂々と競り勝ち、94年の植野貴也と並んで最速となる3クラ目での特別レース制覇を達成。内田博ら“同期”の中で真っ先につかんだ価値ある白星に、ファンや関係者から称賛の声が浴びせられた。
会心のレースだった。2500メートルの長丁場。前2頭の先行争いを、じっくり見据える。直線でゴーサインを出すと一気に愛馬がはじけた。ゴール前ではひたすら馬を追い、競り合いを制した。この日最後のチャンスでつかんだ初勝利は、特別勝ち最速タイ記録という勲章付きだった。
「折り合いがついて、馬は落ち着いていた。直線の手応えも良くて、がむしゃらに追いました」。下馬した三浦は、すぐさま関係者に取り囲まれた。がっちりと抱き合うと、自然と目から涙がこぼれた。5歳から夢見たあこがれの騎手。支えてきた母美智子さんの見守る前での勝利に感極まった。「馬主さん、河野先生、厩務員さんに、本当に感謝しています」。ウイナーズサークルに集まったファンから拍手を浴び、馬上で左手を何度も突き上げながら笑顔で応えた。ぎこちない口取り式を終えて師匠の河野師と向き合うと、再び涙した。
弟子の騎乗を師匠も褒めちぎった。「ペースの読み、位置取りともに良かった。道中も我慢してくれた」。1Rから見守っていたトレーナーは「1日長かった。心臓に良くないわ」と笑いながら「万感の思いだね。点数? パーフェクト」。その目には光るものがあった。
2日は、中山記念のトラストジュゲムで重賞に初騎乗する。三浦は「これからも頑張らないといけない」と口元を引き締め、目線を明日へと切り替えた。その表情は、既に勝負師の顔だった。【山本幸史】
[2008年3月2日8時23分 紙面から]
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