女子日本代表「なでしこジャパン」が27日、8月に開催される東アジア杯(中国・武漢)に向け、名古屋市内で練習を開始した。

 ベテランや海外組が不在の中、誰がチームの大黒柱となるかがなでしこジャパンの焦点となる。佐々木監督は、主将について「候補は何人かいる。試合が始まるまでに調整する」との方針を示した。

 主力として期待されるのがFW高瀬(INAC神戸)だ。右膝のけがで先日の女子W杯カナダ大会こそ代表入りを逃したが、女子W杯ドイツ大会、ロンドン五輪と国際経験は豊富。「メンバーが変わっても、日本を代表してここにいるのは変わらない。自分をしっかり持ってやりたい」と自覚を口にする。

 初戦は8月1日。指揮官は「時間がない中でチームワークを高めないといけない」と積極的なコミュニケーションを促している。

 高瀬は「今までやってきたこと、見てきたことをできるように。それが伝わればいい」と自覚をにじませる。求心力を発揮し“新生なでしこ”の潤滑油となりたい。