新生なでしこジャパンに選出されたINAC神戸MF増矢理花(20)が20日、高倉新監督の下での成長を誓った。

 神戸市内での所属先の練習を終え「うれしい気持ちと、自分が納得いくプレーができていない中で選んでいただいて、自分のプレーが通用するのか不安な面があります」と本音を口にした。

 ドリブル突破などが魅力の攻撃的MFで、世代別代表では高倉新監督の指導を受けてきた。「結構アドバイスをくれたり、コミュニケーションをたくさん取ってくれる方。フィジカル、テクニック、パスの質…。悪かったらすごく言われてきた」。リオデジャネイロ五輪最終予選は、直前でメンバー漏れを経験。「これをいい方に持って行けたら」と雪辱に燃えている。INAC神戸の松田監督は「(相手に仕掛ける機会が)多くなれば、彼女の良さが出る。ボールに関わる彼女に期待したい」と指導者目線から楽しみを語った。