日本代表のFW本田圭佑(30=ACミラン)が29日、帰国して代表合宿に合流した。この日は、岡崎とともに別メニューで調整。走り込みの他、フットバレーなどをこなした。

 ACミランではセリエA開幕トリノ戦(21日)から2戦連続出番なし。

 苦境に立たされている現状を「今までの序列で何か状況が変わったかと言うと、僕が契約満了に向かっている選手の扱いになっている。(評価が)低い。もう少しアプローチの仕方を変えないと(試合に)出られない感じがする。イタリア語でコミュニケーションが取れないんでね。僕から(モンテッラ監督に)寄っていくことはないので。ちょっと(英語を)しゃべれるモントリーボを使って、コミュニケーションを取ろうとも考えたりはしている」と明かした。

 W杯予選に向けては「アジアはW杯とは別もの。引いた相手をどう崩すか。3次予選でも出た課題の延長線上にあるテーマ。勢いは大事なんでね。いい雰囲気で初戦を乗り切りたい」と語った。

 さらに、アジアの力が拮抗(きっこう)してきたことについても本田は「そうなっているのは相対的に日本の成長率が、周りに比べて追いつかれているということ。そうあってはいけないという認識と、僕はそうではないという結果を見せたい」と独特の言い回しで答えた。