<国際親善試合キリン杯:コートジボワール1-1パラグアイ>◇22日◇ニッパ球

 コートジボワールは2日前に来日したばかりで体調が万全ではなく、欧州チャンピオンズリーグ決勝に出場したエースFWドログバ(チェルシー)ら主力を欠いた。マイナス要素が重なった中でも、各選手が高い身体能力を披露した。

 強いタッチのパス交換を次々と決め、広いスペースがあれば迫力ある突進を繰り返した。W杯アジア3次予選を前に24日に対戦する日本にとっては、格好の腕試しの相手といえそうだ。

 コートジボワールもW杯アフリカ予選を間近に控えており、チームづくりの途上。ボスニア・ヘルツェゴビナ出身で、オシム前日本代表監督と旧知の仲というハリルホジッチ監督は「主力が5、6人来ていない中でも、これだけできた」と満足げに話した。