日本代表は4日、W杯アジア3次予選、アウェーのオマーン戦が行われるマスカット入りし、試合時間に合わせて市内の競技場で初練習を実施した。

 懸念された暑さは時間とともに和らぎ、試合開始時間の午後5時過ぎには気温34度。この日は風が吹き、練習会場が日陰に入ったこともあって、岡田武史監督は「予想より涼しかった」と印象を述べた。ボールを使いながら長い距離を走る練習を繰り返し、現地の気候に体を慣れさせた。

 多くの選手は蒸し暑さの中で行われた昨夏のアジア杯(東南アジア4カ国共催)を経験しており、司令塔の中村俊(セルティック)も「アジア杯に比べれば、かなりまし」と言い切った。さらに、暑さの中での試合に「こういう時こそどれだけチームが意思統一して連動するか」と、効率的なサッカーに自信をのぞかせた。試合は7日午後5時15分(日本時間同10時15分)キックオフとなる。