アジア・サッカー連盟(AFC)は20日、クアラルンプールで女子の2008年各賞表彰式を行い、最優秀選手に沢穂希(日テレ)を選出した。沢は04年に続く2度目の受賞。日本の中心選手として北京五輪で4位に導くなどの活躍が評価され、最終候補のリ・グムスク(北朝鮮)と宮間あや(岡山湯郷)を抑えた。沢は「すごいこと。前回に比べ、今年の受賞の方がうれしい。今年は、日本代表がとても良い成績を残せた。人生の半分をプレーしてきた代表は、自分にとって家族のような特別の存在」と素直に喜んだ。

 ユースの最優秀選手にはU-17(17歳以下)女子W杯最優秀選手の岩渕真奈(日テレ・メニーナ)が選ばれた。岩渕は「北朝鮮は非常に強く、選手もうまいので、北朝鮮選手が受賞すると思っていた。なでしこジャパンの一員になって、世界の強豪と戦いたい」とさらなる飛躍を誓った。

 最優秀主審に馬場佐知子、最優秀副審には吉沢久恵の両氏が選出された。