国際サッカー連盟(FIFA)は3日、2018年と22年のW杯招致に、日本を含め11の開催意思表明があったと発表した。日本は韓国との共催だった02年大会以来、2度目のW杯開催を目指す。FIFAは10年12月の理事会で18年、22年両大会の開催地を同時に決定する。

 日本のほか、アジアから韓国、インドネシア、オーストラリア、カタール、欧州からはロシア、イングランド、北中米の米国、メキシコが単独開催に名乗りを上げ、オランダとベルギー、スペインとポルトガルはともに共催での開催意思を示した。韓国と米国が文書提出の締め切り直前に名乗りを上げ、手を挙げるとみられていたエジプト、中国は見送った。

 日本サッカー協会は16年の夏季五輪招致を目指している東京の動向を重要視している。8万人以上を収容できるスタジアムの建設などを含め、実質的なW杯招致は、ことし10月の16年五輪開催地決定で東京が当選することを前提としている。

 FIFAのブラッター会長は、単独開催の立候補がある場合は原則的に共催を認めない方針を示している。同じ大陸での開催は少なくとも間に2大会あけることになっており、14年大会をブラジルで開く南米は対象外となった。