<サッカー:日本0-1オーストラリア・女子W杯予選兼アジア杯>◇27日◇準決勝◇中国・四川省成都◆日本のスタメンはGK海堀、DF須藤、近賀、岩清水、熊谷、矢野、MF沢、宮間、鮫島、FW永里、山口。大黒柱の沢はこの試合がAマッチ155試合目。日本はこの試合に勝てばW杯出場が決まる大事な試合。

 日本は試合開始早々、矢野のバー直撃のシュートでゴールを脅かすが得点ならず。日本はCKから再三チャンスを作るも、オーストラリアの高さに跳ね返され、なかなか得点には結びつかず。それでも日本は前半31分、CKから岩清水がヘディングシュートを放つがGK正面、続く34分、ゴール前に飛び出した永里がボレーシュトを放つがゴール左に惜しくも外れるなど攻勢の展開。その直後、FW山口が安藤に交代。さらに前半42分、岩清水がシュートを放つがGKに押さえられる。

 前半ロスタイム、ゴール前の混戦からGK海堀が取り損ねたルーズボールを、キャサリンのミドルシュートが決まりオーストラリアに先制を許してしまった。前半終わって0-1とオーストラリアのリード。◆後半3分、日本はチャンスボールに沢が頭を出すがかすった程度で得点ならず。オーストラリアはロングボールを先制ゴールのジルに集め、後半10分、そのジルがミドルシュートを放つがゴール右に外れる。後半12分、須藤に代えて宇津木にメンバー交代。後半15分、細かくつないだ日本がゴール前に攻め込むが、オーストラリアDFの固い守りになかなかシュートが打てない。続く後半16分、宮間のFKはGKのパンチングに防がれる。

 後半18分、宮間のFKから岩清水がヘディングシュートを放つがバーの上。後半23分、近賀の右からのロングシュートは惜しくもGKの好守に阻まれる。後半29分、宮間の左からのミドルシュートはGK正面を突いた。後半30分が過ぎ、試合が終盤に近づくにつれてオーストラリアは守備に人数をかけラインを引げてきた。そのため、日本はなかなかゴールを割ることができない。

 後半40分、沢のループシュートはGK正面。焦る日本イレブンの気持ちがプレーに影響しなかなかボールが落ち着かない。後半42分、矢野に代えて上尾野辺を投入。オーストラリアは前線にジルだけを残し全員が守備。結局、日本が終始攻勢をかけたが、オーストラリアの高い守備に阻まれ0-1で惜敗。30日に行われる中国との3位決定戦に回ることになった。日本はこの試合に勝てばW杯出場権を得ることができる。