<強化試合:米国2-0日本>◇18日◇米ノースカロライナ州ケーリー

 課題に掲げた組織的な攻撃を何度か見せたが、2試合連続で無得点。なでしこジャパンは先発出場した岩淵、川澄が積極的に前線でボールを受けて攻撃の起点となったが、世界ランク1位の米国の堅守を崩すことはできなかった。

 前半28分に先制点を許し、疲れが出てきた後半はカウンターの猛攻を浴び続けた。24分に決定的な2点目を奪われ、佐々木監督は「総体的なスタミナができてない」と振り返った。

 W杯まで残された時間は限られているが、岩淵が「ターンだったり、通用する部分があった」と話し、主将の沢も「1戦目に比べてやれたことが増えたし、課題が修正できた」と前向きだった。佐々木監督は「米国相手にわれわれの足りない部分が抽出できた。改善していきたい」とW杯本番を見据えた。