<W杯アジア最終予選:日本1-1オーストラリア>◇12日◇ブリスベーン・スタジアム

 後半20分、MF本田圭佑(25=CSKAモスクワ)が右サイドを突破し、右クロスでDF栗原勇蔵(28=横浜)の先制点を演出した。しかし、その4分後に相手の左CKの場面でDF内田篤人(24=シャルケ)がファウルをし、PKを献上。同点に追いつかれた。本田は「もちろん勝ちたかったが、アウェーで1-1は悪くない。立ち上がりは向こうのペースだったが、徐々にこちらのペースでチャンスをつくれた」と手応えを口にした。

 試合は後半10分に相手DFミリガンが退場し数的優位の状況で進めたが、44分にはゴールを挙げた栗原も、2度目のイエローカードを受け退場する展開。2日前にラグビーの試合が行われ、荒れたピッチ同様に試合も荒れて勝ち点1を分けあった。それでも日本は3戦2勝1分けとし、B組首位を守った。