<国際親善試合:U-21日本3-0バングラデシュ>◇18日◇ダッカ・バンガバンドゥ国立競技場

 U-21(21歳以下)日本代表FW浅野拓磨(20=広島)が、2得点1アシストで名誉を挽回した。

 14日のU-21タイ戦(バンコク)で先発出場したが、PKを外したりGKとの1対1を取りこぼすなど散々の出来で無得点。リベンジに燃えていた。

 この日はベンチスタートとなったが、後半12分からFW荒野に代わって途中出場。いきなり1分後に結果を出した。ゴール正面にいたボランチ原川力(21=愛媛)が、縦パスをワンタッチで前へ。そこにタイミングよく走り込んだ浅野が、左足でゴール右に流し込んだ。

 同27分にFW南野拓実(19=C大阪)のゴールをアシストして勢いに乗ると、30分には、この日2点目のゴール。南野のお返しアシストを受けて右足で蹴り込み、チームメートとハイタッチで喜んだ。

 試合後の取材ではホッとした表情を見せ「前の試合がめちゃくちゃ悔しかったので、決めないとヤバイ危機感があった」。土がむき出しでデコボコの劣悪ピッチだったが「四中工(三重・四日市中央工=浅野の母校)時代を思い出した(笑い)。僕がいた時はまだ土だったんで。それが良かったのかな」と笑っていた。