<練習試合:日本代表2-0オークランド(ニュージーランド)>4日◇オーストラリア・セスノック

 完勝にも日本代表ハビエル・アギーレ監督(56)は浮かない表情だった。「相手がいいプレーをしたことで、こちらももっといいプレーをしなければならなかった」とクラブW杯3位の相手をたたえた。

 試合全体を総括して「強度の高いトレーニングになった。いいプレーもあったが、良くないプレーもあった。1つの場面をのぞいては試合をコントロールできていた」と振り返った。その「1つの場面」とは後半38分に受けたカウンターでのピンチ。左サイドを突破されクロスを上げられる。相手のシュートミスに助けられたが、アジア杯に出るチームなら決められてもおかしくない場面だった。

 初戦のパレスチナ戦まであと8日と迫ったが、「まだ1週間、時間はある。23人の中から私が思うベストイレブンで臨みたい。セットプレーの精度を上げたり、パス回しの早さなどを上げたい」と改善点を語った。