タイの異常気象が岡田ジャパンに襲いかかる。6月14日に行われるW杯予選タイ―日本戦について、タイ協会関係者は13日、「今年は異常気象。例年と比べても2度は高い。暑い国の2度は大きな差がある。6月は気温は多少は下がるが雨期で湿度が上がるため、もっと厳しい環境になるかも」と警告を発した。

 12日バンコク市内でのACL・鹿島―クルンタイバンク戦は気温39度、ピッチ上の温度は43・7度までに上昇。省エネ作戦の鹿島は事なきを得たが、慣れているはずのクルンタイバンクの2選手が熱中症で病院送りとなった。午後3時半からの開始という要因はあったが、この日は国内リーグですら午後9時開始にずらした試合もあった。

 日本―タイ戦の開始は午後7時に設定。だが同関係者は「夕方に雨が降れば午後7時は31、32度になるが、一日中晴れていると35度の時もある」と強調。岡田監督もすでに気にかけているように、猛暑が日本の大きな障害となりそうだ。(バンコク=広重竜太郎)