日本代表は25日、控え組中心のメンバーで国士舘大と練習試合(15分ハーフ)を行い、3-0で勝った。前日のコートジボワール戦で15分間の代表デビューを果たしたMF香川真司(19=C大阪)が2ゴールを決め、パラグアイ戦での初先発とW杯アジア3次予選での生き残りに向け、またアピールした。

 香川は前半は左サイドバックに入り、積極的な攻撃参加で決定機に絡んだ。後半は2列目の左サイドにポジション変更。「攻撃的に行けるのでやりやすい」。イキイキと動き回り、4分に右足で先制弾。8分にはMF中村憲のスルーパスに抜け出して、左足のスライディングシュートを決めた。「練習試合なので何とも思ってない。あさっての試合(パラグアイ戦)でどれだけ結果を残すかが大事だから」。

 パラグアイ戦では先発が大幅に入れ替わる可能性もあり、香川にもチャンスは出てくる。「とにかく悔いの残らないようにやりたい」。平成生まれのファンタジスタの勢いが止まらない。【北村泰彦】