日本協会の川淵三郎キャプテン(71)が13日、日本-タイ戦を視察するため小倉副会長ら幹部とバンコク入りした。同予選のアウェー戦では1分け1敗だけに「今回はスパッと快勝してもらわないと。言い訳は許されない」と厳しく言い放った。2日のオマーン戦(ホーム)前には、最悪の事態となれば今回の遠征に帯同して陣頭指揮を執ることも考えていた。

 中村俊ら故障者が続出している現状を理解しながらも「俊輔はいなかったこともあったわけだし(鈴木)啓太に(中村)憲剛だっている。全部の戦力が整って戦いたいという監督の気持ちもあるが、そうもいかない」。同キャプテンは3年前にW杯ドイツ大会行きを決めたバンコクで、最終予選進出へ大きく前進する文句なしの勝ち点3を要求した。