W杯アジア最終予選へ、岡田ジャパンにうれしい誤算が発生した。岡田武史監督はこの日、スタッフ会議で東京・本郷の日本協会を訪れたあと、初戦バーレーン戦(9月6日=アウェー)に備えた欧州組の代表合流が、早ければ9月1日になることを明かした。「オフィシャルマッチデーだから72時間前の招集と思っていたが、1日か2日に合流できそう。少しでも早くなるのはありがたい」と笑顔を見せた。

 セルティックMF中村俊輔(30)ら欧州組は、8月最終週の試合が終わると、すぐに代表に合流できる。移動も日本に戻ることを考えれば、数時間は早く中東に入ることが可能だ。3月にはアウェーでバーレーンに惨敗している岡田ジャパンだけに、欧州組のスムーズな合流は何よりも心強い朗報と言える。

 岡田ジャパンは28日からの短期合宿で、最終予選へ再スタートを切る。「多くて24、25人。何人かは新しい選手を呼ぶ可能性はあるが、今度のメンバーは、6月の1カ月ともに戦ったメンバーが中心にならざるを得ない」と明言。チームの土台ができているだけに、日程面でのプラス材料も加わり、コンディションを整えて重要な初戦に臨めそうだ。【井上真】