日本代表の岡田武史監督(52)が怒った。スタッフ会議を終えた後、神戸の安達社長が1日、FW大久保の海外移籍について「岡田君は(移籍に)消極的だ。仮に向こうで(試合に)出られなければ『自分は(代表に)選ぶことができない』と言うている」と話した件について、「私は選手個人のことに関して口を出すことはない」と厳しい口調で同社長の発言を否定し、不快感を示した。

 日ごろから、岡田監督は欧州組の移籍や、国内組の海外挑戦など、選手個人の契約に関することへの発言は避けているだけに、安達社長のコメントには怒りを抑えきれなかったようだ。

 中村俊の移籍問題にも「私がコメントすることではない」と持論を繰り返していた。