3日に左ひざを手術した日本代表DF闘莉王(27=浦和)の、W杯アジア最終予選オーストラリア戦(来年2月11日、日産ス)出場が、微妙であることが分かった。日本代表の岡田監督が27日、千葉県内で行われたアディダス社主催のイベント後に明かした。「(1月28日のアジア杯予選)バーレーン戦は無理。オーストラリア戦も状態が非常に良ければ」と話した。

 闘莉王は母国ブラジルに帰郷中。来年1月10日予定の帰国後、浦和で患部の状態をチェックすることになっている。同監督は「リハビリが必要なら(難しい)。オーストラリア戦に間に合わせられると聞いていたが、(代表とクラブの)ドクター同士が話し合って決めようと」と続けた。

 闘莉王に加えDF中沢も、横浜で今季公式戦出場時間が4000分を超えたため休養を優先し、1月20日のイエメン戦に招集しなかった。代わりに、同じ境遇ながら清水DF高木を招集した理由について、同監督は「2人がいない状況なので来てもらいたかった」と説明。現在1位の強敵オーストラリア戦に向け、DF陣の見直しを余儀なくされる恐れが出てきた。