日本代表が、南米選手権(7月・アルゼンチン)出場辞退する可能性が11日、高くなった。大会組織委員会のメイスネル会長は10日「日本はチーム結成のためにできる限りのことをしているが、非常に難しい」と話し、アルゼンチンの複数のメディアが報じた。同会長は9日に日本サッカー協会の担当者と連絡を取り、遅くとも今週中に参加するか否かを回答すると説明を受けたという。

 それを受けた日本協会の小倉純二会長(72)は11日、東京・文京区のJFAハウスで弱気の発言。「まだ決まってることはない」と前置きした上で「大会組織委員会も欧州各クラブに招集レターを出してるわけだから、欧州各クラブから『ノー』の返事が届いてるのかな。立派な大会だしそれにふさわしいチームじゃないと、オレもギブアップせざるを得ない」と話した。

 欧州の日本人選手では、シャルケ内田、シュツットガルト岡崎、ドルトムント香川らが、クラブ側が派遣に難色を示している。現在、欧州クラブを回っている原博実強化担当技術委員長が16日には帰国する予定で、正式決定はそれ以降になる。日本が辞退した場合、コスタリカが代替出場する可能性もある。