日本サッカー協会は28日、日本代表候補合宿(8月1~3日、札幌)のメンバー23人を発表した。

 持ち味の突破力で、生き残りのサバイバルレースに挑む。浦和MF原口元気(20)は今回のメンバーでは最年少だが、初招集にも落ち着いた表情だった。既に視線は、国内組のみの代表候補合宿を突破し、その先へ向いていた。「選ばれて光栄ですが、『本物の代表』という感じはしない。本当の代表に入れるようにアピールしたい」と淡々と話した。

 昨年12月、アジア杯前の代表合宿でサポートメンバーとして練習に参加。それから半年以上が経過し、格段に成長した。「コイツ変わったな、と思われたい」と静かに闘志を燃やした。

 今月17日のアウェー磐田戦で接触プレーの際に右足首関節を捻挫し、途中交代した。しかし別メニューで調整を続け、23日の甲府戦にもフル出場。「浦和のダイヤ」が満を持して代表に参戦する。【保坂恭子】