<国際親善試合・キリンチャレンジ杯:日本1-0UAE>◇6日◇東北電ス

 FIFAランク23位の日本は同120位のUAE(アラブ首長国連邦)と対戦し、FWハーフナー・マイク(25=フィテッセ)の決勝点で勝利した。

 194センチの長身FWハーフナー自慢の高さが日本に決勝点をもたらした。0-0の後半24分、DF駒野友一(31=磐田)の左からのクロスを高い打点でズドン。「コマさんからいいボールが来たので合わせるだけでした」。昨年10月のW杯アジア3次予選タジキスタン戦(長居)以来の得点が決勝点になった。前半30分にもMF本田から絶妙のクロスが届いたが、ファーサイドでのヘディングシュートが浮いてしまい決定機を逃していた。この“失敗”を生かし、結果で先発起用にこたえた。

 スタメンは2月のW杯アジア3次予選ウズベキスタン戦(豊田ス)以来だった。ここ4試合はベンチで出場機会がなかった。FW前田との1トップ争いの中、レギュラー確保へ猛アピール。「個人的には(試合で)自信を取り戻したかった。それができて良かった」。ザッケローニ監督も「点を取った場面は、持ち味を生かしてくれた」と、その高さに期待を寄せた。