アジア杯オーストラリア大会に臨む日本代表は3日、オーストラリアに到着し、夕方から直前合宿地のニューサウスウェールズ州セスノック市内のグラウンドで練習を行った。

 日本代表FW豊田陽平(29)が、インフルエンザ感染の疑いが見られたため、3日の練習を回避した。日本からオーストラリアへの移動便の中で発熱を確認。到着後の空港から宿舎までの車は、選手バスではなくワゴン車で移動した。現在は選手たちの部屋とは別の階の部屋で隔離され、静養に努めている。すでに熱は下がっているようで、日本協会広報は「早くて2日後(5日)からの合流になる」と説明した。

 もし感染が確認されれば、1日に判明し日本にまだとどまっているMF柴崎に続く2人目となるだけに、チーム内でのまん延を防ぐため大事を取った。柴崎はすでに個人練習を始め、6日にチーム合流する方向だが、離脱となればコンディションに大きく影響。連係面での確認や、試合でのパフォーマンスに関わる。FW一の高さを誇る豊田の長期離脱は、避けたいところだ。