国内組の若手を中心とした選抜合宿が行われることが25日、分かった。2月24日にアジアチャンピオンズリーグ(ACL)、3月7日からJリーグがそれぞれ開幕。さらにナビスコ杯が3月18日にスタートする。5月10日までは各週末や水曜に試合が立て続けに行われるが、同11~15日の5日間は公式戦もないため、この期間中の3、4日間で国内合宿を行うことが有力だ。

 3月23日からはリオ五輪1次予選を兼ねたAFC・U-23選手権がマレーシアで行われる。加えて、日本代表は3月27日のチュニジア戦(大分)、31日のウズベキスタン戦(東京)から若い世代を中心とした選考に入る。日本協会関係者によると、ハビエル・アギーレ監督(56)は18年ロシアW杯を見据え、五輪世代やそれ以下からも、より多くの人材をA代表に引き上げたい意向を示しているという。短期間ではあるが、手元で国内組の人材を見極める。

 6月からはW杯1次予選がスタートする。昨年11月からアジア杯まではブラジルW杯組が中心だった。だが24日に霜田正浩強化担当技術委員長は「アジア杯までは第1クール。これ以降は、将来を見据えた選手選考が始まると思う」と話している。アジア杯にはUAE戦でゴールを決めた柴崎や武藤が出場したが、中心とまではいっていない。若い世代の人材を発掘し、ロシアへ向けてさらなる底上げを図る。