<アジアCL:鹿島1-0北京国安(中国)>◇1次リーグ◇F組◇9日◇カシマ

 鹿島GK曽ケ端準(28)が「PKののろい」を解いた。MFダニーロが先制点を挙げた4分後の後半12分にPKを与えたが、右に飛んで好セーブ。勝利の立役者になった。3月のゼロックス杯広島戦ではキッカーが蹴るのよりも早く前に飛び出て、2度もセーブを無効にされた。だがこの日は「気にしていられない」と相手のモーションを見て、タイミングよく飛び出た。チームは攻撃でもリーグ戦で3本連続でPKを失敗中と運から見放されていただけに、守護神がトラウマを断ち切った。23日のアウェー北京国安戦に勝ち、3位のクルンタイバンクが引き分け以下なら1次リーグ突破が決まる。