G大阪の西野朗監督(53)が「奇跡の第2章」へ出陣する。今日5日のACL決勝第1戦アデレード戦に向け、4日万博での公式会見で約44分間も熱弁をふるった。日本人監督として初めてアジア制覇を達成すれば、12月のクラブW杯の出場権を獲得。同杯初戦突破で、欧州王者マンチェスターUとの夢の対戦が実現する。

 西野監督

 世界へ挑戦できるチャンスであるのは間違いない。勝ち上がって世界へ-という思いは当然ある。何とかそういう権利を手にしたい。

 マンUは、10度戦い、1勝できるかどうかも分からない格上だ。ただ西野監督には、96年アトランタ五輪で日本代表を率い、優勝候補のブラジルを1-0で破った実績がある。偶然にも95年1月にアトランタ五輪の代表合宿を行ったのがアデレード。今回もアデレードは「マイアミの奇跡」再現の通過点にすぎない。

 西野監督

 攻撃的な姿勢が必要だ。90分間ではないが、ある時間帯は全員で(前へ)出て行く。(オーストラリアへの)苦手意識はない。

 あくまでも攻撃的な姿勢を貫いて、本拠地の第1戦で優位な状況に持ち込むつもりだ。