横浜がブラジルの名門サンパウロから期限付き移籍で獲得したFWアデミウソン(21)がアウェーの東京戦でデビューした。

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ新監督(62)も視察に訪れた注目の一戦で、U-21(21歳以下)ブラジル代表の10番を背負うFWが先発でピッチへ。攻撃的な位置に入りプレーしたが、周囲のパスミスも多く、前半は見せ場を作り出すことはできなかった。

 8日に来日したばかりで、調整不足もあり疲れが出たのか後半には決定機でシュートミス。同39分に交代した。デビュー戦を不発で終えた期待の逸材は、シュートミスの場面を「あれは忘れたいくらい…」と苦笑い。それでも「トレーニングと試合を重ねて早く日本のサッカーに慣れて、チームのためにもっともっといいプレーをしたい」と前を向いた。