けがで戦列を離れていた川崎FのFW小林悠(27)とDF登里享平(24)が25日、川崎市内で行われた全体練習に合流した。

 小林は5月に右膝半月板損傷の手術を受け、1度は戦列復帰も7月中旬に右ふくらはぎ肉離れで再離脱。今回は、念には念を入れ、しっかり準備して練習に戻ってきた。この日は戦術練習にも参加し、主力組に入る場面も。「ふくらはぎは問題なくやれて良かった。でも、まだまだコンディションも全然。これだけけがするとチームに迷惑をかけるので、少しでも貢献できるように最善の努力をして臨みたい」と振り返った。

 登里は今季前から左膝の痛みを抱え、4月末に手術を受けた。練習復帰まで全治4カ月。長く孤独なリハビリに励み、ようやくこの日を迎えた。「楽しかった。動きの部分で不安はあったけど意外と動ける。コツコツと、サッカー勘を取り戻していきたい」。2人の復帰は、リーグ終盤への加速材料になりそうだ。