浦和MF柏木陽介(27)が代表を引っ張る。24歳だった12年2月以来、3年半ぶりの日の丸を背負うことに迷いはない。「昔は緊張や遠慮とかあったけど、今はそんなことを言ってる年じゃない。自信を持って逆にチームをコントロールするつもりでいきたい」と力を込めた。

 浦和では冷静な分析力で攻守の要を担い、年間首位の立役者となっている。代表戦を見る目もクールだ。「裏に出すパスが代表は少ないような気がするから、そこを意識して、サイドチェンジやバリエーションを増やした攻撃ができたらいいな」と話す。C大阪MF山口との正ボランチ争いの準備も整った。

 今日3日の鳥栖戦を終えて代表に合流する。相手は昨年、一昨年とも残り2試合の状況で戦い、勝利を逃し、優勝を阻まれた宿敵。「チームの結果が一番大事だから目の前の試合が終わってから代表の試合に切り替えたい」と意気込んだ。