広島の元日本代表MF山岸智(32)が、劇的ゴールを決めた。

 1-1のまま迎えた後半ロスタイムに途中出場。出場2分後の終了間際に、相手DFのクリアミスを左足で押し込んだ。

 今季は故障もあってベンチ外が続き、この日が第2ステージ出場2試合目。出番が限られていた男が、ヒーローになった。

 山岸は「開幕1週間前にケガをして、出遅れてしまった。ベンチに入る機会も限られていて、残り組の練習では、若手に『腐らずやれば、必ずいいことがあるよ』って話をしてきました。チームメートも僕の今年のつらさを感じてくれていたから、結果を出せて、みんなが喜んでくれた」と笑顔で話した。