年間1位の広島が2年ぶり3度目のJ1年間王者に輝いた。

 前半27分にG大阪がコーナーキックからMF今野のシュートが決まり先制。2点差以上での勝利か1点差勝利でも4点以上奪えば王者となるG大阪は、FW宇佐美らが積極的にゴールを狙いにいくが点には結びつかない。広島は同40分にMF柴崎のシュートが外れるなど得点を奪えず、前半はG大阪が1点リードで折り返した。

 後半は開始早々からG大阪は宇佐美がシュートを放つが得点は奪えず、広島も同9分にはMF柴崎がゴール前での決定機をきめられない。G大阪は後半19分、長沢に代わってFWパトリックを投入し、追加点を狙いにいくも得点を奪えない。

 広島は同31分に右からクロスをFW浅野が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。G大阪はこの時点で2点奪わないといけない状況となる。その後は両チーム無得点で終了のホイッスルが鳴り引き分けた。

 2日の第1戦は3-2で劇的勝利を収め、優勝へ王手をかけていた広島が、この試合では1-1で引き分けたものの2試合通算ゴールが4-3となりJ1年間王者となった。

 広島が10日から開幕のクラブW杯に開催国枠で出場する。