桐光学園が青森山田のロングスローに屈した。

 2点差をロスタイムの連続失点で追いつかれ、PK戦の末に敗れた。後半42分に続き、同45分に青森山田の武器であるロングスローから失点。U-18日本代表FW小川航基主将(3年)が、前後半1点ずつ決めたリードを守りきれず、ベスト16で姿を消した。小川は2戦連続のマルチゴールも、PK戦で止められ笑顔はなく「悔しいです。気持ちの部分で未熟だったと思います」と悔し涙を流した。

 鈴木勝大監督(38)は青森山田のロングスローでの攻撃に対し「ウチにはハンドボールの文化はなかった。フットボールでは劣っていなかったと思う。ハンドボールという世界を踏まえ、勝負の厳しさを知りました」と話した。