序盤は大宮が浦和のお株を奪うような、前線からのプレスでペースを握った。ショートカウンターでチャンスを量産。前半23分にはパスで抜け出したFW家長がフリーでシュート。惜しくも左ポストをたたいて外れた。浦和は同30分すぎから、徐々に大宮の4枚の中盤を押し込みだした。同44分にMF柏木が、出足よく2度にわたって相手のボールをカットし、その勢いのまま右足でゴールを決めた。

 後半は浦和が前線の選手に縦パスを通し始め、そこからサイドへの展開で主導権を握りだした。大宮はFWムルジャ、ペチュニク、MFマテウスを相次いで投入。しかし前半ほどの圧力を浦和の最終ラインにかけられず、流れを取り戻すことはできなかった。